AWS Lambda で初期導入されているBoto3のバージョンが変わっていたので確認してみた

AWS Lambda で初期導入されているBoto3のバージョンが変わっていたので確認してみた

Clock Icon2021.08.19

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、コンサル部@大阪オフィスのTodaです。

先日LambdaでPython3.9ランタイムサポートがおこなわれて色々確認していると Boto3のバージョンも更新されていましたので確認してみました。

確認結果

Python3.7 ~ Python3.9 でのBoto3が1.17.100にアップデートされていました。
Python3.6とPython2.x はBoto3の変更はされていません。

Pythonランタイムバージョン Boto3バージョン
3.9 1.17.100
3.8 1.17.100
3.7 1.17.100
3.6 1.17.42
3.6 1.17.42
2.7 1.17.42

確認方法

Lambda処理を作成して下記プログラムを実行してバージョン確認をしています。

import json
import botocore
import boto3

def lambda_handler(event, context):
    print('botocore vertion: {0}'.format(botocore.__version__))
    print('boto3 vertion: {0}'.format(boto3.__version__))

Boto3のバージョン変更に伴うメリット

以前、別記事で初期導入されているboto3で対応できないAWSサービスがあるとお知らせしていましたが、Boto3 1.17.100 に変更されたことで機能が利用可能になりました。
下記機能を利用するため別途Boto3の最新版を入れる必要がなくなりますので手間を削減することができます。

アップデートで追加サポートされるAWSサービス

  • accessanalyzer
  • applicationcostprofiler
  • apprunner
  • finspace
  • finspace-data
  • lookoutequipment
  • mgn
  • nimble
  • proton
  • ssm-contacts
  • ssm-incidents

なお、Python3.6で上記AWSサービスの操作が必要な場合は、レイヤーに最新のBoto3を適用する事で対応が可能です。
適用方法は下記記事をご確認ください。

さいごに

boto3のバージョンが変更されていましたので確認をしてみました。
少しでもお客様の参考になればと考えております。

この記事をシェアする

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.